2021年3月20日土曜日に活動報告会を開催しました。視聴されたみなさまからいただいた質問に回答いたします。
冊子を個人で欲しいのですが、HOMEページ等で取り寄せ、もしくは、ダウンロードできますか?
下記のメールアドレス宛にお問い合わせください。
info@lgbtcath.com
メタ認知トレーニング参加したいので、よろしくお願いします。
今後も不定期に開催しようと思っていますので、SNS等でご確認いただければと思います。需要があることが分かると活動のモチベーションにもなります、ご質問ありがとうございます。
現在、ダブルマイノリティの有無を問わない自助グループミーティングも多数あると思いますが、有無を問わないグループのミーティングと、カラフル@はーとさんが行なっていらっしゃるダブルマイノリティの方向けのミーティングでは、どんな違いがありますか?参加者の方、運営側のメリットその他ありましたら、教えていただけると大変ありがたいです。お世話になります。2つ目に取り上げていただいた質問をさせていただいたものです。取り上げていただきありがとうございました。後日ホームページで回答をしていただけるとこのことで、追加で質問させていただきます。説明不足で大変失礼申し訳ありません。ダブルマイノリティの有無を問わないミーティングというのは、マイノリティの当事者向けのミーティングで、参加者は皆マイノリティですが、発達障害等ある人もいればそうでない人もいる、というミーティングを想定して質問させていただきました。(実際いまそのようなミーティングを開催しております)。そのようなミーティングと、カラフル@はーとさんが行っていらっしゃるミーティングの違いや、参加当事者さん、運営側のメリットその他あれば教えていただけると大変ありがたいと思いました。何卒よろしくお願い致します。
LGBTQという言葉がありますが、性はひとりひとり異なります。このように、カラフルミーティングでもマイノリティ性がそれぞれ違うということがあります。その違いから、ある人にとって当たり前のことが、他の人にとっては傷つくことになるかもしれません。そういったことに留意しています。また、ダブル/複合マイノリティのミーティングでは、SNS等のオンラインにおけるアウティングについて、シングルマイノリティの自助会以上に気を付けなければいけないと思っています。
カラフル@はーとの場合は、様々な疾患や障害を抱えている人が参加しているという前提があるので、疾患や障害に関連した困りごとを共有・相談しやすいと思いおます。私たちスタッフも、様々なバックグラウンドの参加者が毎回来るという前提で、ミーティングに臨んでいます。参加者は、自身の困りごとを共有することで、他の参加者やスタッフから解決のヒントや別の視点を得ることができるかもしれません(同じような経験をしている人たちがいるので)。私たちスタッフも、疾患や障害だけではなく、経済状況や生活状況が参加者各々によって違うと認識していますので、言葉の選択や表現による誤解が起こらないよう、参加者に確認しながらミーティングが進行するように注意を払っています。
私はある精神科クリニックのデイケアプログラムで、クローズドでダブルの人達のミーティングをしています。医療機関にカムアウトをして、ネガティブな事が起こるのではないかと言う声を聞くほか、医療・福祉の場でのカムアウトについて利点があるのか疑問に思われているようにも感じます。スタッフの皆さんは、希望を持ちづらい状態の皆さんのセクシュアリティを含むエンパワメントをどのようにされているのでしょうか?
クローズドでミーティングをされているのですね、プライバシーに配慮された素晴らしい取り組みだと思います。ぜひどこかで実際のプログラムについて教えていただきたいです。ご質問への回答ですが、いくつか思い浮かんだことをお伝えしようと思います。まず、何がエンパワメントになるかは当事者個々人で大きく異なる部分だと思います。その中でも、多くの方にとって、ありのままの自分でいられる場、一人の人間として受容・尊重される場というのが大切ではないでしょうか。当事者同士の交流であっても、相互にジャッジし合うような場は安全ではありませんので、共通点はありつつもそれぞれの人の考え方・あり方が尊重される場づくりを、当団体は大切にしています。グラウンドルールでもこの部分は強調されており、ミーティング前に必ずルールの読み合わせをし、安全な場づくりをスタッフ・参加者全員で意識できるようにしています。また、当事者からすると、真剣に考え、共に悩みながら取り組んでくれるAllyの存在は非常に大きいと思いますので、そういったスタンスで取り組みを続けられることが何よりの励みになっているかもしれません。最後に、当事者は悩みを自分個人の物としてある意味で矮小化された形で抱えることも多いと考えられます。この部分に関しては、社会や文化による差別的な構造や、社会的な格差の視点も取り入れることも、重要と考えます。他にも様々な切り口があると思いますので、今後どこかでお話を聞けることを楽しみにしています。
本日は貴重なお話、ありがとうございます。いま、コロナの影響で、活動を休止している団体もありますが、カラフル@はーとの今後の活動について、教えてください。
21年度もメンタルヘルスやセクシュアルヘルスに関する勉強会を開催する予定です。
外部団体からの紹介について質問です。私はセクシュアルマイノリティの相談を受ける機会があるのですが、そこでも、セクシュアリティだけでなく精神疾患や発達障害などのダブルマイノリティを抱えている方からの相談が多いと感じています。そこで、いつもカラフル@はーとさんを紹介したいと思うのですが、相談者が東京近郊ではないところにいることも多いです。そういった方々にも積極的にご紹介してもよいですか?
ご質問ありがとうございます。ダブルマイノリティの方はもちろん全国にいらっしゃると思います。特に地方では十分な社会資源がなく、ご本人も相談を受ける方もお困りではないでしょうか。遠方の方に私たちの会をご紹介いただくことは、たとえ距離の問題でミーティングに参加できなかったとしても、同じダブルマイノリティが実際に居ること、集う場所がこの世の中にあると知ることによるエンパワメントに繋がると思います。どうぞご紹介ください。今後とも宜しくお願いします。
感想です。斉藤さん、このような場の設立ありがとうございます。そしてスタッフの皆さま、場の継続ありがとうございます。LGBTのコミュニティでは精神障害を、精神障害のコミュニティではLGBTを隠してきました。そんな時カラフル@はーとさんの活動を発見し、本当に嬉しかったのを覚えています。居場所があったことで、自分を少し肯定できました。1度だけミーティングに参加させていただいたのですが、スタッフの方の対応が丁寧だったのが印象的でした。またぜひ参加させていただきます!応援しております!
コメントありがとうございます。ぜひまたご都合のよいときに、カラフルミーティングにご参加ください。お待ちしております。
大変だったことの中でスタッフの意見の集約とありました。その人の特性を考え、長所が活かせるように担当を振り分けるようなお話でしたが特性や長所を把握するコツのようなものはありますか?どんなこともずっと続けていくのが大変だと思いますが、団体の特性を考えるととくに難しいんだろうと思います。5年間続けていくということは大変だったと思います。ぜひ運営の方々も体調に気をつけながら、10年20年と活動を続けていただきたいと思います。応援しています。
一番は、各スタッフが得意なこと、不得意なことをほかのスタッフに伝えることだと思います。不得意なことを担当してもらい、結果的に負担に感じることは避けたいです。疾患や障害によって、どうしても難しいことがあるはずで、そういう苦手なことや特性を正直に申告して相互に理解することが大切だと感じています。