退任のあいさつ 斎藤恵文

こんにちは、斎藤恵文です。

 このたび、カラフル@はーとを去ることになりましたので、カラフル・ミーティング参加者および、カラフル@はーとに関係する方々へ、ご挨拶をさせて頂きたいと思います。
 団体のスタートから3年、運営スタッフで主にカラフル・ミーティングを担当させて頂きました。私自身がトランス女性でレズビアン、発達障害の当事者であって、医療他の専門性はありませんが、生きづらさを抱え続けた一人の当事者として、参加者の方々と同じ目線に立てるようにピアサポートをしてきました。実際には私自身も仲間ができたり学ぶことも多くて、一人の参加者としても関わり続けられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 私はトランスジェンダーとしても5年ほどで、それ以前は男性として生活していました。生まれた時代の影響も少なくありませんが、私自身の発達障害や二次障害のうつ病などが、性別の移行を難しくさせていた現実があります。トランスジェンダーの中には精神疾患や発達障害などが元になって性別移行に踏み出せずに、生きる意味を見失ったり、自尊心が持てずにいる方々も多く、もちろん他のセクシュアリティの疾患や障害をお持ちの方々も、それぞれの生きづらさをお持ちのことと思います。でも疾患や障害があっても自分の性自認や性的指向をあきらめたり、制限されたりすることは、やはりあってはならず、その人がその人らしく生きていけるように、社会が多様で一人ひとりが尊重されることを願いつづける気持ちは私の中で高まるばかりです。

 私自身は発達障害の特性で、普通の人ができることが上手くできなかったり、精神的な弱さほか私なりの生きづらさを多く持っています。でもこんな私でも一人の人として女性として、精一杯胸をはっていきていけるようにすることが、ほんの僅かでも同じような悩みを抱える方々の生きる力になれたらいいなと思いつつ、これからも私なりの活動をしていきたいと思います。また、どこかのイベントや交流会、学習会などで皆様にお会いすることもあるかと思いますが、そのときを楽しみにしています。

 最後に私からお願いなのですが(いまさら)、私の発達障害の特性で他人のお顔やお名前を覚えることが苦手です。それなので、いつかどこかでお会いした時に、失礼ながらスルーしてしまうこともあるかと思います。もし何か御用がありましたら、〇〇で会いました〇〇ですとお声がけいただけると助かります。こんな私ですが、今後も交流や学びの機会をまたご一緒していただけると嬉しいなと思います。

 梅雨の季節を迎え、蒸し暑さもましていきます。
 体調など崩されないよう、ご自愛なされますように。

2019年6月
カラフル@はーと
元共同代表・スタッフ 斎藤恵文